妊娠線の予防には、クリームやオイルでの保湿ケアが効果的ですが、食事に気を付けることで予防の効果がアップします。
妊娠線や肉割れは急激な体重の増加によって皮膚が引き延ばされることによって起こります。
食事に気を付けて、体重をコントロールすることで妊娠線・肉割れの予防につながるのです。
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妊娠中の食事の見直しが妊娠線予防に効果的な理由
妊娠線・肉割れができる原因は、赤ちゃんが育つことによっておなかが大きくなり皮膚が引き延ばされることや、
急激な体重増加に皮膚の増加が追いつかず裂けてしまうことです。
食事の量をコントロールし、体重の増量をゆるやかにコントロールすることが妊娠線・肉割れの予防に効果的です。
妊娠中の食事で気を付けるべき点
妊娠中は激しい運動や筋トレができないので、食事の内容をコントロールするしかありません。
妊娠中はホルモンバランスが崩れるのでストレスがたまりやすくイライラしがちですよね。
ドカ食いしてしまうことも多々あると思いますが、できるだけ「太りにくい食事」を意識しましょう。
糖質に気を付ける
妊娠中の食事では糖質を意識しましょう。
糖質を制限することによって急激な血糖値の上昇をふせぎます。
近年の研究結果で急激に血糖値が上昇することで太るということが明らかになっています。
また、過剰にとってしまった糖質を代謝するためにビタミンやミネラルが使われるので、赤ちゃんの健康のためにも糖質を過剰に摂らないよう心掛けるようにしましょう。
ただし、あまりにストイックな糖質制限は赤ちゃんの成長にもよくないので、適度な摂取をこころがけましょう。
目標糖質量は20g~40gです。
油に気を付ける
妊娠中は良質な油をとることをこころがけましょう。
ヒトの脳は約60%が油で出来ています。
赤ちゃんの脳の発育には良質な油が必要だという研究結果があります。
良質な油=オメガ3の脂を意識的にとるように心がけて下さい。
揚げ物・ファストフード・お菓子などのパーム油がたくさん使われている食べ物はNGです。
おすすめは亜麻仁油やえごま油です。
亜麻仁油やえごま油は酸化しやすいので新鮮なものをとりましょう。
コラーゲンを意識する
皮膚の生成にはコラーゲンが欠かせません。
皮膚だけでなく、爪や髪を作るのにもコラーゲンは使われます。
妊娠中は特に意識してコラーゲンをとるようにしましょう。
タンパク質を意識する
皮膚の生成にはコラーゲンだけでなく、タンパク質も必須です。
タンパク質は赤ちゃんの成長にも欠かせません。
脂身の少ない魚やお肉、チーズなどでしっかりタンパク質をとりましょう。
妊娠中太らない食事の摂り方
食事のとりかたに気を付けることで、太りすぎを防止することが出来ます。
気を付けるポイントは次の4点。
・ゆっくり噛む
・食べる順番に気を付ける
・食事の時間帯
・油・糖分に気を付ける
ゆっくり噛む
ゆっくり噛むことで唾液が分泌され、食事の消化を助けます。
また、ゆっくり噛むことで満腹中枢が刺激され、食べすぎを防ぎます。
血糖値の急上昇を防ぐ食べる順番
また、食事を食べる順番もとても大事です。
①スープ
②野菜
③メイン(肉や魚などのタンパク質)
④ご飯やパン
この順番で食べると血糖値が急上昇しにくいと言われています。
フランス料理はスープから始まり、前菜、メインと進んでいきますが、実はとても理にかなった食べ方なんです。
まずスープで体をあたため、野菜で身体が冷えるのを防ぐ。
↓
タンパク質消化
↓
炭水化物消化
先に胃袋に入ったものから消化吸収されるので、炭水化物を最後にもってくると太りにくい食事の習慣になります。
覚えれないという方は「炭水化物は最後」ということだけ覚えておけば大丈夫です。
食事の時間帯
食事は睡眠の2時間前にはすませておきましょう。
睡眠時間からさかのぼって2時間以内に食べたものはすべて吸収されるという意見もあります。
また、単純に、寝る直前に食事をとると、睡眠中も内臓が消化吸収活動をしているので体が休まりません。
妊娠中はとくに内臓が弱りやすいので、食事の時間にもきをつけましょう。
油・糖に気を付ける
上にも書いたように、良質な油をとるようにすること。
糖質を摂りすぎないようにすること。
また、糖分と油を同時にとるととても太りやすくなります。
その点も気を付けるようにしてください。
まとめ
妊娠線・肉割れは事前に防ぎ、できないようにすることが一番大事です。
保湿ケアだけでなく食事にも気を付けてみてください。
すでに妊娠線ができてしまった!!という場合ででも諦めないで!!
できてしまった妊娠線・肉割れのケアに特化したクリームについてはこちらの記事を参考にしてください。